起業に挑戦

製本業を　３人で開業しました。

5㎡の事務所に　断裁機　折機だけです。

最初は　製本のブローカーをやるつもりで　あまり設備投資の考えはありませんでした。

でも　ブローカーだけでは　無理だったようです。


断裁機と　単純な折機でも　得意先から仕事を頂けました。
1年間は　そのままで営業を続けていましたが、事務所が　手狭になり　事務所移転を　しました。

ところが　事務所移転すると　設備投資をしたくなるのです。
開業に手を貸してくれた会計士さんと相談のうえ　銀行からの融資を受けることにしました。

いろいろ機械が増えると　売り上げも上がり　なかなか順調でした。


それからの十数年は　紆余曲折はありましたが、　3人で何とかやってきました。

ある日　経理担当者から衝撃の一言　

「メインのお客様が　製本を内製したため　売り上げが　5分の1に減ってしまい　このままでは　営業は無理。」



そうなのです。　製本業は　印刷会社様からの受注産業で　われわれは　工賃仕事（汗かいて　お金をもらう）なのです。
新規開拓も　まったくしていませんでした」。　　おしまいです。



廃業しました。


残務処理をしたところ　借金は残らないようです。　ラッキー！



これから　就活です。


他の二人は　まだ私より若いので　就職も楽だと思いますが、私は　54才

再就職は　無理でしょう。

製本

私は　製本業を　３０年続けてきました。

３０になった時　職安に行く途中に　求人募集の看板があり
職安でも　その会社が募集していました。
　妻への言い訳をするためにも　面接を受けました。
（そのころ　なかなか仕事に恵まれず　嫁さんに　嘘ばかりついていました。）

面接を受けてみると　「明日から出てこい。」との返答。
それは無理なので　来週よりとの約束で１１月１５日よりの出社となりました。

製本とは　何なのか？　全然　分かりません。
　ただ　嫁さんへの報告だけのためで決めたこともあり　不安でした。

嫌だったら　すぐ辞めればいいや…　　と思い　入社しました
すぐに辞めるつもりが　１８年続けていました。

製本ですから　紙を扱うのですが　私は　汗かきで　商品の上に　汗がポタポタ…
自分には　向いてないと何度思ったことか　いつ辞めようかと　機会を狙っていました。
しかし　そんな私にも目をかけてくれる人もいるものです。　

いつの間にか　係長　課長まで　押し上げていただきました。
私の尊敬する上司だったのですが、出る杭は打たれるといいます。
家族でやっている会社というのは　社員が社長まで上り詰めるというのは　むづかしいのでしょう。

上司と私は　邪魔者扱いされ始めました。　
私自身は　この会社が好きでしたのでやめたくなかったのですが、　流れ的に　出ていく羽目になりました。


製本業が好きでしたので　会社の中の仲間を誘い　独立する決心をしました。
思いつきで行動したのですが　３にんで　開業しました。

自分のこと

初めて　ブログに挑戦しよう。と思い　何から書こうかと悩みましたが

思いつたことを　書いて行きます。
　
私は熊本の　田舎で
　
5人兄弟の末っ子として生まれました。

子供の頃のことを思い出すと　

なつかしい反面　いやな思い出もよみがえります。

田舎には　男尊女卑　部落差別　よそ者は受け入れないなど　

いろいろな形の　差別があふれていました

私は　そこで生まれたので　よそ者とは言われませんでしたがが　

次男として生まれたことで　父親からの差別を　感じました。

　その時　わたしは　父にとって　要らない存在なのだなと　思いました。

田舎では　長男がすべてです。長男以外は　不用品です。


そう言いながらも　故郷は　懐かしくかけがえのない所です。

アル中の　どうしようもない父親でしたが　

酔っていないときは　無性にやさしく　

ジキルとハイドなどと言われて　いました。

貧乏なわが家に　行き場のなくなった家族を

何か月も　住まわせたり　捨て犬を　拾って育てたりしてました。

今思うと　いい父親でした。

反面　母の苦労は　並大抵ではなかった思います。

赤の他人の面倒をみるのです。　不満もあったでしょう。

しかし　母の不満を聞いた記憶がありません。　昔の人は　我慢強かったのでしょうか？


父親は　亡くなりましたが　母は健在です。　でも　痴呆が　進んでいます。

しょうがないことでしょうが　なかなか理解できません。